2022/08/15 11:21
娘からの着信に出てみると、電話口の向こうで声をあげて泣きじゃくる娘がいた。
聴くと、前夫側の親戚が集まり、お盆恒例のバーベキュー飲み会が開かれたらしい。
娘は泣きながら
飲み会の席にパパのカノジョが来ていたこと
カノジョは娘や息子を無視し、話しかけてくれなかったこと
親戚一堂の前で、カノジョとパパがベタベタしながらナイショ話で盛り上がっていたのを、
親戚たちが呆れた様子で見ていたこと
やがてカノジョが泥酔しトイレで酔い潰れ、親戚がその後始末に苦慮していたこと
前夫も泥酔状態で周囲に暴言を吐き出したこと
正義感の強い娘はどうしても耐えられず、前夫に「恥ずかしいと思わないの。」等
言いたいことを口にすると、前夫は娘に殴りかかってきたようで、
それを息子が全力で止めに入ったところ、前夫に殴られ
腹を立てた息子もまた前夫を殴り返したとのこと
「親に何やってんだ!謝れ!」と叫ぶ前夫に、
息子は大好きな従兄弟達への配慮から、これ以上コトを大きくしないために
膝をついて頭を下げて「ごめん、父さん」と謝罪するや否や、
前夫は頭を下げた息子の顎を、思い切り蹴り上げ、さらに頭を蹴りつけたこと。
前夫の兄と弟は、それを止めもせずに、ただ見ていただけだったこと。
だけど、ただひとり、
「テメー、何やってんだ!子どもに手をあげんじゃねえ!」と叫びながら
前夫を押し倒し、首を絞めてくれた人がいたこと
それが前夫の兄の奥さんだったこと
( 元義兄の奥さんと私は、昔よく一緒にビールを注ぎ合いながら夜遅くまで語り合った仲だった )
泣き続ける娘の話を聞いてやりながら
ああ 私もよくこんな泣き方してたなぁ…ひとりぼっちで
息子は小さい時から
前夫のサンドバックにされてきたんだったな
その度に息子は大泣きして
私もそんな息子を抱きしめながら一緒に泣いてたな
そんなことを考えていた
息子も娘もいつしか思春期を迎えて、友達が増え物欲が目覚めると、
たくさんお金を稼ぐ人が尊敬の対象となり、
たいした金も稼がない私をどんどん見下すようになっていった
前夫が私をそんなふうに扱っていたように
私がヨシュアさんに連れられて家を出た頃には
私と子ども達を繋ぐエネルギーのコードが、
ボロボロに切れかけ、汚れた重たい毛糸のように感じていた
それが最近少しずつ綺麗な色になってきたかなと感じていた矢先
今回の事件で一気に ” 半透明の清純な液体状のコード " に変わった
子ども達は着実に魂の成長の階段を登っていた
電話の向こうで泣きじゃくる娘をすぐにでも抱きしめたかった
息子に電話をかけてみると、同棲中の彼女とふたりで落ち込んでいた様子だった
息子は弱々しい声で「母さん、俺、絶対父さんに謝らないから」と言うと
前夫に殴られた場所があざになって痛い
だけどバイトを休めないと話した
彼女は事件に衝撃を受けてまるで自分のことのように傷ついていた
娘に聞いたところによると
彼女は飲み会の席でずっと娘に寄り添ってくれていた
今日
娘と息子と 息子の彼女を抱きしめに行ってきます
いいよね ヨシュアさん
私は今世 わが子との関係から
( たとえわが子でも ) 親の手から離れたら遠くから見守り
本当に困っている時には全力で手を差し伸べることを学んでいる
そこで学んだことを
全ての人々に分け隔てなく向ける愛に活かしたい
ヨシュアさん
4年ぶりに 子どもたちに会いにあの町へ行くね
街の様子はどんな風に変わっただろうね
行ってもいいよね
ヨシュアさん
言ってくれたんだったね
俺たちの子だよって
そうなんだね
私たちの子だね
そう思っていいんだね
ありがとう ヨシュアさん
ありがとう ガイドさんたち
ありがとう 子どもたちを見守ってくれている皆さん
ありがとう 私たちを気にかけてくれて
このブログを読んでくれている皆さん
行って来ます